男を褒められなかったのは、性格が悪かったからじゃない
昔の私は、男を褒める女の人を少しバカにしていた。
媚びているみたいで嫌だった。
男を立てて
すごいねって言って
気持ちよくさせて
そんな女性を見るたびに
私には無理
そう思っていた。
でも本当は、心のどこかでこうも思っていた。
こういう女性の方が愛されるんだろうな
私は元夫をほとんど褒められなかった。
元夫から
もっと褒めて俺を調子に乗らせて上手く使えばいいのに
と言われたこともある。
でも出来なかった。
褒めたら調子に乗る気がしたし
自信満々になる姿を見ると腹が立った。
そんなにすごくないくせに。
そんな黒い感情もあった。
だけど今思うと、それだけじゃなかった。
私は私で、満たされていなかった。
褒められてはいた。
でも必ず最後に落とされる感覚があった。
化粧すると漫画みたいな顔になる
そんなことしなくても可愛いのに
可愛いのに口元がゴリラみたいで残念
本人は冗談だったんだと思う。
でも私には褒め言葉として残らなかった。
最後に必ず傷が残った。
だから私にとって褒められることは安心じゃなかった。
素直に受け取れなかった。
そして受け取れない人は、与えることも難しい。
今ならそう思う。
当時の私はずっと怒っていた。
なんで私ばっかり男を気持ちよくさせなきゃいけないの?
なんで私が夫を育てなきゃいけないの?
恋愛論ではよく言う。
男は褒めて育てろ
男を立てろ
気持ちよくさせろ
でも当時の私には苦痛だった。
なぜなら私は、愛情を受け取った実感がなかったから。
褒めたら調子に乗る。
私は満たされない。
可愛い女役ばかり求められている気がする。
そんな状態で相手を持ち上げろと言われても無理だった。
私は愛されたかった。
でも甘えるのも嫌だった。
褒めるのも嫌だった。
頼るのも嫌だった。
負けた気がしていたから。
下になる気がしていたから。
だから恋愛が愛情交換ではなく、主導権争いになっていた。
でも今の夫くんと出会って驚いた。
私、こんなに男の人を褒められるんだ。
今は毎日たくさん褒めている。
だって私が喜ぶことをしてくれるから。
欲しい言葉をくれる。
欲しい愛情をくれる。
私を喜ばせようとしてくれる。
しかも褒めても調子に乗らない。
嬉しそうに笑って、また私を喜ばせようとしてくれる。
愛情が循環する。
その時やっとわかった。
褒めることは媚びることじゃなかった。
相手を下から持ち上げることでもなかった。
愛情を受け取った人が、自然に返したくなる行為だった。
昔の私は褒められない女だったんじゃない。
褒めたくなる恋愛を知らなかっただけだった。
そして、男を褒められないことで悩んでいる女性は意外と多いと思う。
でもその前に考えてみてほしい。
あなたは今、その人を自然に褒めたくなるくらい愛情を受け取れている?
もし受け取れていないなら、あなたが悪いわけじゃない。
褒め方を学ぶ前に、自分が満たされているかを見直した方がいい。
人は愛情を受け取れた時、初めて愛情を返したくなるのだから。
ここまで読んでくれてありがとうございます
恋愛になると素直になれなかったこと
愛されたいのに戦ってしまっていたこと
私自身たくさんあります
そんな過去や、19歳年下の夫くんとの今を
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